吹奏楽の最高峰を目指す、第72回全日本吹奏楽コンクールが19日から宇都宮市や札幌市で開かれる。大会を前にした13日、出場する富山県内の4団体は、富山市の富山県民会館大ホールで合同演奏会を開いた。
4団体は、全日本に初出場の砺波市立庄西中、南砺市立福野中、富山商、富山大吹奏楽団。こうした合同演奏会は昨年に続いて2回目。企画したのは、北陸最多の全日本34回出場を誇る富山商の小西衛顧問だ。「演奏を聴いてもらう経験は、練習の何十倍もの学びがある。支えて下さるみなさんに感謝の気持ちを音楽で届けたい」との思いからだ。
富山商の部員56人が総出で舞台設営やアナウンス、受け付けなども担い、出演者や観客らを出迎えた。
全国レベルのバンドが勢ぞろいするとあって、開場前から長蛇の列。客席は県内の吹奏楽部で活躍する生徒やファンらで埋め尽くされた。
オープニングを飾ったのは庄…